ヒト・モノ・文化が交流する新しい拠点に向けて。まちづくりのルールを策定しています。
将来に渡り継続的に、海老名市の発展に貢献するとともに近年さらに関心を高めている環境保全問題や防犯・防災問題への解決策につながる、「ひとにやさしい」まちづくりに向けて「海老名駅西口まちづくりガイドライン」を策定しています。
海老名が本来備えている自然環境と共存した景観を活かし、新たな都市デザインとして「環境共生」「安全・安心」「バリアフリー」「低環境負荷」のキーワードを具現化するまちづくりを目指しています。
海老名市の中心市街地として、駅東地区・駅間地区と一体となり、商業・業務、住居機能を備えた複合的機能を有する、新たな都市交流拠点の形成を図ります。
大規模商業施設やプロムナード沿いの店舗などにおいては、相互の機能補完や回遊性が生み出され、交流空間ともなるようなにぎわいづくりを行います。
駅や商業施設などへの近接性による利便性を活かし、居住者のニーズに呼応する都市型住宅エリアの形成のため、少子高齢化などに対応した各種生活サービス施設の導入を図ります。
中心広場は、当地区のみならず周辺市街地を含めたエリアにおける交通結節点となり、鉄道・バスなどの乗り換え利用を含め、多くの人が集まる地域の玄関口となります。
プロムナードは、隣接する工業・研究ゾーンを含めた周辺市街地と駅をつなぐまちの軸として、回遊性の創出が図れる空間とします。
人が集まり、また回遊していく空間として、にぎわいとうるおいがあり、さらに交流の場ともなる、中心広場とプロムナード沿いの建物空間を形成します。
市民・来街者・就業者が歩きたく、住みたく、訪れたくなる、海老名を代表する新たな緑とうるおいにあふれた快適な環境の形成を誘導します。
建物や店舗などのにぎわいの演出や住居空間の豊かな景観形成などを図るため、街路樹・緑地帯・敷地のみどりや建物の形態・色彩などに関する基準、しつらえのルールが設定されます。
プロムナードなどの公共空間における舗装材の工夫やドライミスト・打ち水・緑陰など水や緑を生かしたクールスポットの形成により、屋外空間の快適性の向上を図ります。
建物の耐震化・不燃化を図り、また浸水・冠水対策、強靭な都市インフラの構築など、災害に強い都市空間を実現します。また、人が多く集まる駅周辺などにおいては、災害時に多くの帰宅困難者の発生も予想されることから、一時避難施設や備蓄倉庫、自家発電装置の設置など、まち全体での対応・支援を可能とします。
道路・歩道、駅施設にのみならず、建物・敷地内においてもバリアフリー、ユニバーサルデザインに配慮し、またわかりやすいサイン設置など、誰もが移動・利用しやすい空間づくりを行います。また、建物・屋外で死角を生まない施設配置や人動線の工夫を行い、防犯灯の設置や地域連携の取組みにより安心なまちを創造します。
省エネルギー性の高い建物や省エネ設備、パッシブデザイン再生可能エネルギーの利用などを促進し、環境負荷の低減とスマートコミュニティの構築を目指します。
駐輪場の整備やレンタサイクルの導入、自転車・歩行者の安全、利便性の高いエコデザインなどと共に、カーシェアリング・EV車支援など自家用車に頼らないまちを形成します。
周辺地域の景観や自然・農地ともに調和した自然循環の仕組みや、雨水や落ち葉、廃棄物の有効利用、ゴミの減量化などにより、持続的で魅力あるまちづくりを展開します。
プロムナードや中心広場・公園などにおける植栽や花への水やり・清掃また普段の利用について、地元からの積極的な参加による維持管理が行われるような仕組みづくりを図ります。また、中心広場やプロムナードなどの公共空間を活用してのイベントやお祭り、地域のプロモーションとしての情報発信などを、エリアマネジメントの一環として積極的に展開します。
まちづくりガイドラインの運用を通して、さまざまな建築計画に対するチェックや調整などを継続的に行える体制づくりを図ります。
海老名市住みよいまちづくり条例につきましては、海老名市ホームページからダウンロードが行えます。
海老名駅西口地区の計画書、地区計画の区域内における行為の届出書は、海老名市ホームページからダウンロードが行えます。
海老名駅西口まちづくりガイドラインの詳細はこちらからご覧ください。
まちづくりガイドラインの運用に関する情報についてはこちらからご覧ください。